おばあちゃん
母方の祖母が亡くなったのは
私が生まれる10日前だった。
母の実家は長崎の離島で
当時住んでいた東京から
臨月の母が向かうのことは
とてもできず。
葬儀には父と3歳の兄のみ
出席したそうだ。
母は、自分の親の葬儀に
出られなかったことや
孫の私の顔を祖母に
見せられなかったことが
心残りだったのかもしれない。
わたしを生んだ日の夜、
母が病室で窓から夜空を見ていると
祖母の声が聞こえたらしい。
「わたしが守るからね」
この出来事から、
母は何かあるたびに
私の守護霊は祖母だと言う。
このことに関してはこれからも
少しずつ伝えていきたい。
それから
生まれてすぐにわたしは
保育器の中で1ヶ月以上過ごすこととなる。
このとき両親は医師から
3日間が勝負
と告げられていた。