未熟児で生まれたけど無事社会人やってます

29年前、1452gで生まれた私。 人並みにいろいろありました。 それでもなんとか生きています。 今なにかに苦しんでいる方の 心の支えになれると嬉しいです。

名前

 

 

出産前に性別を知り

事前に子どもに命名することが主流の

今とは違い、

当時の29年前は

出産後に性別を知る人が

多かった。

 

両親も例にならって

出産後に性別を知り、

私の名前を考えたそうだ。

 

ちなみに父は田舎の長男のため、

私の兄は「長男の長男」ということで

父方の祖父が名付けたらしい。

 

ということで第二子の私は

両親にとって初めて

名付けをする子どもとなった。

 

父は知人に姓名判断の本を借りて

良い字画になるように、

などさまざまなことに気をつけながら

私の名前を考えていたらしい。

 

 

 

そんな中、

生後の3日間を戦っているわたしを思い、

医師が両親にこう助言したらしい。

 

 

 

「両親の名前から一字ずつ取って

 名前をつけると

 その子は両親に守られ

 元気に育つ」

 

 

 

 

少し大げさに言うと、

生死をさまよっているわたしを

助けるために

そのように名付けをするのも

ひとつの手だ

ということだった。

 

 

 

 

 

 

父、小五郎

母、夏子

 

それによりわたしは

「小夏」

と名付けられた。

 

 

 

 

 

 

以前は昭和じみた名前に

嫌気がさすこともあったが、

両親の思いを考えられるようになった今、

自分の名前を気に入っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにプライバシーの観点から

わたしの名前「小夏」を含め

両親の名前も全てここでは仮名を使用しています。

 

ただ、わたしの名前をつけられた過程は

実際にあった出来事です。